材工共 (ざいこうとも)
[1]建設工事の下請工事の発注に際して,材料調達と労務供給を合わせて契約すること.[2]内訳明細書において,材料と労務共の複合単価を用いて表現すること.
砕石 (さいせき) 岩石や大きな玉石をクラッシャーで所定の粒径に破砕し,人工的につくった砂利.川砂利に比し粒形は角張っている.
サウンディング (サウンディング) ロッドに付けた抵抗体を地盤中に貫入,回転,引抜きを行ない,その抵抗から地盤の強度や変形性状を調べる原位置試験.
棹縁 (さおぶち) 天井板を支えるための細い部材.天井板と直角に30〜40cm間隔で並べ,両端は天井回り縁に打ち付ける
棹縁天井,竿縁天井 (さおぶちてんじょう) 和室の最も一般的な天井の形式.壁と天井の境界に回り縁(――ぶち)をめぐらして,これにさお縁を一方向に渡し,その上から天井板を羽重ねにして釘打ちする.
座金 (ざがね)
ボルトの頭あるいはナットの下に敷く薄い金属製の穴あきの板.角形,円形などがある.
逆目 (さかめ) [1]木材の切削加工において,削ると*木理に逆らって表面が荒れる切削方向の木理,またはその荒れた表面.[2] 戻りを抑制するような反応方向を向いたとげ状物.
逆目釘 (さかめくぎ)
木材に打ち込むと抜けにくくなるように逆目を付けてある釘.
左官 (さかん) モルタル壁,プラスター壁,しっくい壁および土壁など塗壁を施工する職人.江戸時代から用いられた呼称で,以前は壁工,壁塗などと呼ばれていた.
砂岩 (さがん) 堆積岩(水成岩)の一種.堆積した岩石や鉱物の破片や粒子などが強い圧力で固化した岩石.
座屈 (ざくつ) 圧縮力を受ける部材,あるいは構造物が圧縮力に直交する方向にはらみだす(ふくらむ)現象.
座屈安全率 (ざくつあんぜんりつ) 元たわみ,不可避の偏心,残留応力など,座屈強度を低下させる要因を考慮して定められる安全率.
下げ振り (さげふり) 糸の先端に金属製の逆円錐形の重りを下げた鉛直性を測る器具.墨出しである点を同一鉛直線上に移すのに用いたり,壁や柱の鉛直性を調べるのに用いる.
簓桁 (ささらげた)
階段の段板を受けるため,上辺を段形に切り込み,斜めに架ける桁
指曲,指矩,指金,差金 (さしがね) [1]=かね尺.[2]江戸時代に材木の規格寸法を確かめるときに使われた用具の一つ.目盛をつけた角材で,一端に鳶と呼ばれる材木をひっかけるための鉄具を付ける.
座敷 (ざしき) [1]住宅建築において畳敷の部屋の称.近世以降,座敷飾を備えた主室をさすことが多い. [2]総板張りの室において上畳,円座などを敷いた座るための場所.
砂質土 (さしつど) 粗粒土の含有率が80%以上の土.
砂質粘土 (さしつねんど) 細粒分が50%以上で砂分が目立って含まれる粘土(日本統一土質分類法),または三角座標で分類される砂質粘土の範囲に相当する土.
扠首 (さす) 屋根を支持する構造材の一つ.梁の上に山形に組んで棟木を受ける2本の斜材.架構,妻飾,小屋組に用いる
雑工事 (ざつこうじ) 主要な工事種目に含まれない種々の工事をいう.壁紙,布張り,ボード張りや,家具的なものの取付工事などが含まれる.
サッシ (サッシ) サッシバーを主体として構成された工業製品の建具.
雑排水 (ざつはいすい) 築設備において,便所系統以外の排水をいい,汚水と区別する.
実矧ぎ (さねはぎ) 一方を凸,他方を凹に彫って合わせる板の接合方法.縁甲板(えんこういた)などの接合に用いる.またはさねはぎした板.
(さび)
大気中の酸素と水分の作用により金属に生じる酸化物,水酸化物,炭酸塩などの混合した生成物.
砂礫 (されき) 砂と礫.あるいはそれらが集合した土.
砂礫層 (されきそう) 砂分と礫分からなる,細粒分が5%未満の地層
(さん) [1] 戸のかまちの間に組み入れる細長い部材.[2]板の反りを防ぐために当てる細い木.
三角スケール (さんかくスケ-ル) 設計図の作成,読取りに用いる,断面が正三角形状の物指.六面それぞれ異なる縮尺目盛が刻まれている.

仕上げ (しあげ) [1]建築物の表面を仕上げるための材料,工法,構法などの総称および表面の部分.[2]設備関係を除いた構造強度を負担しない部分の総称.
仕上鉋 (しあげかんな) 木材を削るとき,最後の仕上げに用いるかんな.普通のかんなより薄い刃を使う.(=上仕工(じょうしこ))⇔荒かんな,⇔中仕上かんな.
地板 (じいた) [1]床面と同じレベルに敷かれている板,またはその板敷きの部分を示す一般的呼称.[2]違棚の下の幅広い床板.地袋板,敷込み板,地の板ともいう.付書院の地板やけ込み床(どこ)の床板のこともいう.[3]仕上げ材を接着する下地となる板.[4]=底板.
C形鋼 (シ-がたこう)
丸味を帯びたコの字形(角ばったC字形)の断面をもつ軽量形鋼.
地固め (じがため)
柱や床束を受ける礎石を載せる*割ぐり石または松木を,たこあるいはきねで突き固める作業.
敷居 (しきい) 部屋と部屋の境,あるいは門の内と外の境の床に設置する部材.建具を受けることが多く,引戸の場合は,溝を掘る.⇔かもい.
敷石 (しきいし)
自然石,割石,切石,コンクリート平板,れんがなどの石材を用いて舗装すること,あるいはそれに用いる石.
磁器質タイル (じきしつタイル) 素地の吸水率が1%以下の*タイル.無ゆうタイルと施ゆうタイルの2種類がある.外壁や床に用いる.
式台 (しきだい)
玄関前の低い板敷.住宅における玄関の内にある取次の建物あるいは部屋.玄関に設けられる板敷の部分.
敷梁 (しきばり)
和小屋において,小屋梁を中間で支持する直交梁.
敷目板 (しきめいた) 壁板,天井板などの継目の下に取り付ける幅の狭い板
地業 (じぎょう) [1]基礎や基礎スラブを支えるため,それより下の地盤に設けた敷砂利,割ぐり石,捨コンクリート,杭など.またこれらを布設する作業.[材] [2]柱などを受ける礎石を据える地盤に松木の杭を打ったり,割栗石を敷いて蛸などで突固める作業.
(じく) [1]座標軸の略.[2]軸材または軸線の略.[3]軸組の構成材.[4]軸吊りの戸や回転窓などの回転の中心になる棒状のもの.
治具 (ジグ) 部材などの加工・組立の際,精度の確保や作業能率のため被加工材を固定したり,組立部材の位置設定を行なう器材.
軸組 (じくぐみ)
土台,柱,梁,桁,筋かいなどで構成される骨組.または,それを立面的に見たもの.
軸組壁工法 (じくぐみかべこうほう) 柱,梁,桁,筋かいなどの骨組から構成され,これに壁を加えてなる工法.
軸組図 (じくぐみず) 建物の軸組を立面として表わした設計図書の一つ.
仕口 (しくち) 複数の部材をある角度をもって接合する方法.またはその部分.とくに,木材を切削加工して接合する場合をさす.しぐちともいう.
地組 (じぐみ)
[1]建方において柱,梁などの構造材の組み立てが安全かつ能率良く進むように,あらかじめ部分的に部材を地上で組んでおくこと.[2]複雑な架構の小屋組材などを検査するために,加工が済んだ部材を加工場あるいは敷地内であらかじめ仮りに組み立ててみること.
自重 (じじゅう)
構造物そのものによる荷重のこと.建築物の場合は固定荷重をいう.
支持力 (しじりょく) 地盤などが荷重を支える能力.力あるいは圧力の単位で表示される.
地震 (じしん) 地殻内部に貯えられたひずみが岩盤のずれ破壊により解放されたり,火山の噴火や地盤の陥没などの原因で波動や地盤変動を生ずる現象.
シージングボード (シ-ジングボ-ド) 外壁や屋根瓦などの下地に用いる防水処理を施した板材の総称.シージングインシュレーションボード,シージングせっこうボードなどがある.
止水栓 (しすいせん)
給水配管または給湯配管の途中に設置し,通水量の調整または止水するための水栓をいう.
地滑り,地辷り (じすべり)

斜面の土の一部が側方や下方へ極めて緩慢に移動すること.雨,上載荷重,末端の切土などが原因で,限定された地層に生じる.滑動が長期間にわたって断続的に続く地すべりもある.

沈み目地 (しずみめじ) 表面を石やタイルの仕上げ面より低く,平らに窪ませて仕上げた目地
自然換気 (しぜんかんき)
室内外温度差と屋外風速によって換気の駆動力を得る換気方式.⇔機械換気.
下拵え (したごしらえ) 木造部材や石材などの継手,仕口加工,表面切削加工などを,現場組み立てに先立ってあらかじめ済ましておくこと.
下地 (したじ) 仕上げ工事を行なうためのよりどころとなる素地のこと.例えば,左官工事のための構造体表面やラス,木摺,小舞などをいう.
下塗 (したぬり)
2回以上に分けて塗り重ねるとき,下地に最も近い層,またはそれを塗ることをいう.ただし,左官工事ではシーラーを下塗といわないが,塗装工事や吹付け工事ではシーラーを下塗という.
下端 (したば) 部材の下の端や下の面.⇔上端(うわば),⇔天端(てんば).
下張り (したばり)
仕上げ材料の下に下地として張るもの,また張ること.ふすま,壁の仕上げ用の紙の下に張る紙,木製二重板張りの下地板などをさす.
下葺 (したぶき)
屋根葺材の施工に先立ち,主として防水性の向上を目的として屋根下地の全面にシート状材料あるいはこけら板などを敷設すること.
下見板張り (したみいたばり) 板の長手方向を水平に張った壁の仕上げ方法.押縁下見,南京下見,ささら子下見などの張り方がある.
紫檀 (したん) 東南アジアにあるマメ科の広葉樹.材は重硬,紫赤色〜紫黒色で,縞があり美麗.唐木(からき)の一つとして古くから工芸品,家具などに使用される.
支柱 (しちゅう) 荷重を支える柱.型枠用,足場用,切張り用など仮設の柱をさすことが多い.
地鎮祭 (じちんさい) 建築儀礼の一つ.建設工事の事前に行なわれる儀式.地主神を鎮めるとともに,工事の無事を祈る.
漆喰 (しっくい) 塗壁材料の一種.消石灰,貝灰,すさおよび下塗・中塗では砂も加えのり液で練る.小舞壁の上塗や木ずり下地しっくい塗に用いる.
支点 (してん) 部材に作用する荷重を支持する部材上の点.
シート防水 (シ-トぼうすい) 合成ゴム,プラスチックなどのシート状材料を接着や機械的固定法により下地に取り付ける防水工法の総称.
地均し (じならし) 地面を平坦にかきならし,なじみ起こしのうえ,良土をまきかけて歩行に耐えうる程度に締め固めること.(=グレイディング)
地盤改良 (じばんかいりょう)
地盤の強度増大や沈下抑制,止水などに必要な土の性質の改善を目的として,土に締固め,脱水,固結,置換などの処置を施すこと.(=土質安定処理)
地盤図 (じばんず) 地盤を構成する地層および地質層序を示す図.地図上に等深線で表示したり,地盤断面図などの形に表現する.
地盤沈下 (じばんちんか) 地盤が,地下水の汲上げや地盤への載荷などのために広範囲に渡って沈下すること.
地袋 (じぶくろ) 床面に接して作られる,扉または戸の付いた戸棚.⇔天袋
地棟梁 (じむねばり)
棟の下に棟と平行に入れた太い梁.
締固め (しめかため)
[1]軟い土や盛土,埋戻しの土に対して,突固め,転圧,振動,注水などによって密実にすること.[2]突き棒,振動機などを使用してコンクリートを型枠内の隅々まで密実に充填すること.
下框 (しもがまち)
建具の下端の横木をいう.(=すり桟)
(しゃく)
長さの単位の一つ.時代によって長さが異なる.中世から用いられ,江戸時代に建築工事に普及した曲尺(かねじゃく)の1尺は約303 mm.
弱震 (じゃくしん) 気象庁震度階IIIに相当する地震.家屋がゆれ,電灯のような吊り下げ物は相当揺れ,器内の水面の動くのがわかる程度の地震.
决り (しゃくり) 板状の材をはぎ合わせるために,その側面に刻んだ目違い,あり,半円などの形をした溝,またはそれに対応する突起
斜材 (しゃざい)
骨組構造において,傾きをもつ部材.とくにトラス構造の上弦と下弦の間を斜めにつなぐ部材をさす.
砂利 (じゃり) 岩石が風化や侵食によって自然に粉砕されたもののうち粒径が5 mm程度を超える大きさのものをいう.粗骨材をさしていう場合も多い.
ジャロジー (ジャロジ-) 平行に組んだルーバー状のガラス板で構成し,その角度を任意に調節することで開閉して通気をはかる建具
重心 (じゅうしん)
剛体に作用するすべての重力の合力の作用点.その点を通る任意の軸に対する慣性一次モーメントはすべて0となる.
集成材 (しゅうせいざい) ひき板の繊維方向を互いに平行にし,接着剤を用いて長さ,幅,厚さの各方向に集成接着した材料.
主剤 (しゅざい) 二成分形の材料において,硬化剤の混入によって硬化する主体となる原料成分.
樹脂 (じゅし)
固形状の高分子物質の総称.自然界に存在するものと化学合成によって作られるものとがある.
樹脂アンカー (じゅしアンカ-)
後施工アンカーの一種.コンクリートに穴を開け接着剤によりボルトを定着する形式のアンカー.接着剤にはエポキシ系とポリエステル系とがある.(=ケミカルアンカー)
シュミットテストハンマー (シュミットテストハンマ-)
ばねを加力源とする重錘でコンクリート面に当てた打撃片を打撃し,はね返った距離を測定して強度に換算する非破壊試験機.(=テストハンマー[1])
主要構造部 (しゅようこうぞうぶ)
主に防火の見地からみて主要な建築物の部分.壁,柱,梁,床,屋根および階段をいい,間仕切壁,間柱,最下階の床,屋外階段などは除く.
聚楽壁 (じゅらくかべ) 土壁の上級上塗の一種.聚楽土という茶褐色の砂混じり粘土に,川砂と細かいわらすさを混ぜ,水でこねて仕上げる.
竣工[竣功] (しゅんこう)
工事がすべて完了し,発注者に対して引渡し可能な状態になること.
竣工図[竣功図] (しゅんこうず)
建物の工事完了後,工事中に生じた設計変更などを図面上でも修正・訂正し,竣工した建物を正確に表現した図.
書院 (しょいん) [1]書院造を構成する建物の一つ.あるいは座敷飾を備える部屋. [2]=出文机(だしふづくえ).
ジョイント (ジョイント) =継手[2].
仕様 (しよう) 一般的には工事の仕方のこと.より具体的には材料,製品の品質・性能,施工方法,製造者などの条件を内容とする.仕様書を意味することもある.
浄化槽 (じょうかそう) 便所と連結してし尿またはし尿と併せて雑排水を処理し,終末処理場をもつ公共下水道以外に放流するための設備または施設をいう.浄化槽法で規定されている.
上下動 (じょうげどう) 運動や振動の上下(鉛直)方向の成分.鉛直動ともいう.特に,地震動の上下方向成分をさすことが多い.
障子 (しょうじ) [1]かまちと格子状の桟で構成される骨組に紙や布を張った建具.通常は明障子をさすが,元来はふすまやついたてを含んだものの総称であった.[2]建具の可動部分.
仕様書 (しようしょ) 建築工事における材料や製品の品質・性能,施工方式,製造者などについての指示を文章,数値などで示した文書.
常水面 (じょうすいめん)
地盤中常時に地下水が存在する上面,またその深さ.
消石灰 (しょうせっかい)
生石灰を水で消化して得られる水酸化カルシウム(Ca(OH)2).左官用の消石灰は,これから未焼成の炭酸石灰粒子をふるい取ったもの.(=水酸化石灰)
上棟 (じょうとう)
木造建築工事で棟木を組み上げること.建物の骨組が完成したことになることから,一般の建築工事においてはほぼ骨組が完成した時点をさす.
承認図 (しょうにんず)
実際に施工,製作してよいことを承認した図面.工事者が施工,製作に先立って提出し,設計者,発注者が承認を行なったもの.
ショックアブソーバー (ショックアブソ-バ-)
緩衝装置のこと.衝撃エネルギーを吸収する装置で,衝撃力が障害になるような構造物や機械系などに設けられる.
初動 (しょどう) 震源で発生して観測点に到達する地震波の最初の動き.この初動の押し引き分布から発震機構を推定する.
白木 (しらき) [1]塗装していない木地のままの木材.[2]トウダイグサ科の樹木.
シーリング材 (シ-リングざい) 目地に充填して,水密性,気密性を確保する材料.通常は不定形のものをさすが,広義には定形のものも含める.コーキング材と区別して使うときは,かなりのムーブメントが予想される目地に充填するものをさす.
シリンダー錠 (シリンダ-じょう)
固定された外筒と回転可能な内筒とを,かぎを差し込んで,くし刺しにしているタンブラーの出を揃えて内筒を回転できる状態にし,解錠する錠
シルト (シルト) 粒径が5〜75μmの土粒子.
(しろ)
下地表面から仕上げ表面まで,材料の占める部分の必要な幅または厚さ.
白蟻 (しろあり)
ありに似た等翅目に属する昆虫.木材をはじめ,立木,農産物,繊維類,紙,皮革,ゴム,合成樹脂などを食害する.
白ガス管 (しろガスかん)
亜鉛めっきを施した配管用炭素鋼鋼管の俗称.
震央 (しんおう) 震源を垂直に地表面に投影した点
真壁 (しんかべ) 壁の仕上面を柱と柱の間に納め,柱が外面に現われる壁.本来は,和風木造建築における貫と小舞下地を用いた湿式壁をさしたが,最近はボードを用いた真壁もある.⇔大壁.
心木[芯木] (しんぎ) [1]仕上げ材の心として設ける木材.[2]瓦棒葺において,瓦棒の中に入っている角材.
心腐れ (しんぐされ)
木材の心材の腐れ.衰弱した木が虫や菌の攻撃を受けたためにおこる.
震源 (しんげん) 地中で地震の発生した源
心材 (しんざい) 樹幹の内心部にある木部.樹木が生きているとき,すでに生きている細胞が見られない材部.(=赤身材)⇔辺材,⇔白太(しらた).
心去り材 (しんさりざい) 髄心部を避けて木取りした製材品.心去りの柱角は,径の太い原木から木取りされ,割り柱もしくは割り角と称している.⇔心持ち材.
伸縮目地 (しんしゅくめじ)
温度変化,振動,地震などによる伸縮の大きい部材や部分の継手部分,あるいは仕上げ部分に設け,伸縮量を吸収する目地.
心心[真真] (しんしん) 部材間距離の表し方の基準の一つ.ある部材の中心線から他の部材の中心線までをいう.またその距離.
心墨[真墨] (しんずみ)
部材または部位の中心を示す墨で印したマークのこと.
深成岩 (しんせいがん)
マグマが地下数kmの深部で比較的ゆっくり冷却して固結した岩石.花こう岩,閃緑岩,斑れい岩などがある.
心出し[真出し] (しんだし)
墨出しの際に,各部位の中心線を出して心墨を記しておくこと.建築物各部の寸法の基準となる通り心や柱心などを記す場合に用いる.
震度 (しんど)
[1]多層構造物のひとつの層に作用する地震時の水平力をその層の重量で除した値.[2] ある地点の地震動の強さを人体感覚,地物のゆれ,被害の程度などで表わす指標.
浸透水 (しんとうすい)
土中の間隙を浸透する水分.
震度階 (しんどかい)
地震動が人体の感覚や周囲のものに及ぼす影響に基づき定められる地震動の強さを表わす指標.
針入度 (しんにゅうど)
アスファルトなどの粘性物の硬さを表わす方法の一つ.一定温度において,針を一定の荷重で一定時間試料中に押し込んだときの貫入深さで表わす.
振幅 (しんぷく) 振動の中立位置から極値までの幅.これをとくに片(半)振幅ということもある.中立位置の両側の極値間の幅を全振幅という.
心持ち材 (しんもちざい)
髄心部を含んで木取りされた製材品.心持ち角は,1本の丸太から髄心を中央にして1丁の角を木取りする場合が多い.⇔心去り材.
髄心 (ずいしん)
樹幹の中心部を占める薄い細胞の柔組織からなる,環状に配列した維管束でとり囲まれた基本組織.髄ともいう.(=樹心)
水栓 (すいせん) 給水管に取り付ける弁の総称.給水栓,止水栓などがある.ハンドルなどの開閉装置により吐出量を調節することができる.
水平荷重 (すいへいかじゅう)
構造物に水平方向に作用する荷重をいう.地震荷重,風荷重が代表例.⇔鉛直荷重.
水平力 (すいへいりょく)
水平方向に作用する外力をいう.風圧力,地震力はその代表例である.⇔鉛直力.
スウェーデン式貫入試験 (スウェ-デンしきかんにゅうしけん)
ロッドに付けたスクリューポイントを地盤中に貫入・回転させ,その貫入量から土の硬軟,締まり程度を判定する静的サウンディング.
末口 (すえくち) 伐木後,切断された各丸太の梢端部に近い木口断面をいう.⇔元口.
スカイライト (スカイライト) [1]=天窓.[2]=天空光.
(すぎ)
スギ科の針葉樹.本州,四国,九州に分布し,また広く植林される.材は桃褐色〜暗赤褐色,気乾比重約0.38.建築,器具など用途が広い.
スキップフロア (スキップフロア)
半階ずらした床を連続的に使う空間構成.またはその半階ずらした床.
鋤取り (すきとり) 支持地盤に直接捨コンクリートを打つために,支持地盤表面の乱れて軟弱になった土を除去すること.
スケール (スケ-ル)
[1]物指など,長さを測る用具.[2]=尺度[1].[3]=尺度[3].[4]建物などの大きさの意味で用いることもある.
すさ (すさ)
左官材料の一つ.塗り材料の施工性や収縮性などを制御する目的で,調合に加える植物性その他の繊維類の総称.つたとも呼ばれる.
筋かい[筋違] (すじかい) 柱や梁などで作った4辺形の構面に入れる斜材.構面の変形を防ぎ,剛性を高めるとともに地震力や風圧力に抵抗する.(=ブレース)
スタッコ (スタッコ)
消石灰に大理石の粉と粘土を混ぜた表面仕上げに用いる壁材料.プラスター,しっくいに類似.
ステイン (ステイン) 染料を溶剤または水に溶かし,木質系の素地などに含浸着色させる材料.
捨コンクリート (すてコンクリ-ト)
地盤の上に底面を平らにする目的で敷きならしたコンクリート.墨出しや型枠の建込み基盤などとして利用する.
ステップル (ステップル)
U字形の釘.メタルラス,ワイヤラス,電線などを止めるときに用いる.
(すな) 岩石が風化や侵食によって自然に破砕したもののうち,粒径が5 mm以下程度の大きさのものをいう.細骨材をさしていう場合も多い.
砂壁 (すなかべ)
本来は小舞壁仕上げの一種.ふのり,つのまたその他ののり材で色砂を練って塗り仕上げる壁.現在は小舞壁以外の仕上塗にも用いる.
簀の子 (すのこ) [1]小幅板または割竹,丸竹などを間を透かして張り並べて床に敷くものあるいは床.[各] [2]小幅板または竹を間を透かして張り並べた縁または室内床の総称.(=すのこ縁,=すのこ床) [3]劇場舞台の上部にあって吊物を支持するための小幅板を透かして並べた作業床.(=ぶどう棚)
スパン (スパン) 隣接する支持点間の距離.例えば,柱間隔,梁の長さ,アーチのスパンなどに使われる.
滑り出し窓[辷り出し窓] (すべりだしまど)
上がまち(または一方のたてがまち)が回転軸となり壁の面内方向に上下(または水平)移動し,下がまち(またはもう一方のたてがまち)は開く際に上下をステイに支えられながら外部に出ていく*障子で構成される窓
滑り止め[辷り止め] (すべりどめ) =ノンスリップ.
(すみ)
[1]面と面が交差してできる隅角部.→出隅,→入隅[1].[2]寄棟の隅木とそれに架かる垂木によって構成される屋根の部分.
(すみ) [1]墨出しに用いるインク.[2]墨糸,墨さしなどを用いて部材や躯体の上に引いた加工や施工のための基準線,または印.心墨,逃げ墨もその一つ.
墨糸 (すみいと) 墨つぼに付属した麻製の糸.墨糸は墨つぼの墨穴を通過する際に墨汁がしみつくので,これを部材表面に打ち当て,直線の印を付ける.
隅木 (すみぎ) 寄棟,入母屋などの小屋組において,45゜方向に出て屋根を支えている棟木にあたる材.
墨指 (すみさし)
先端を細かく割った竹ヘラ.墨つぼの墨肉をさして,木材に印や墨線を描く筆として用いる.
墨出し (すみだし)
[1]継手,仕口の加工,部材の取り付けのために,その形状,寸法,位置などの線を部材表面に印すこと.[2]壁,床,柱などに心の位置,仕上面の位置などの印をつけること.(=墨付け)
墨壺 (すみつぼ) 綿に含んだ墨汁を入れる墨穴と墨糸を巻き込んだ糸車からなる道具.墨糸先端の小錐(仮子)を木材に固定し,墨糸を張って直線を描く
摺ガラス (すりガラス) 透明なガラスの片側表面に微細な凹凸を付けて不透明にしたガラス.(=曇ガラス)
スリーブ (スリ-ブ)
[1]一般にさやのこと.特に設備の配管や配線の接続に用いる筒形やS字形のものをいう.[2]コンクリート打設の際,配管や配線を貫通させる穴としてあらかじめ埋め込んでおく筒形のもの.[3]プレストレストコンクリート用定着装置の一構成部材.テーパー孔をもつ鋼製の円筒管.くさびをテーパー孔に挿入し,PC鋼より線を保持する.
スレート (スレ-ト)
石質薄板の総称.屋根・天井・内外壁の材料として使われる.天然スレート,石綿セメント板などがある.
スロープ (スロ-プ) =斜路.
(すん) 長さの単位の一つ.尺の下位の単位で1/10尺.
寸法勾配 (すんぽうこうばい)
屋根の勾配の表わし方の一つ.1尺の水平長さに対する立上り分を寸単位で表わす方法.3寸勾配などと表現する.寸勾配ともいう.

(せ) [1]反りのある部材の凸方にあたる側.⇔腹[1].[2]梁など水平材,斜材の上側.⇔腹[2].[材・各] [3]縁に樹皮があるなど角の欠けた部分のある製材した木材.[4]傾斜地の立木の幹の坂下の側.平地では南側.⇔腹[3].
製図 (せいず) 施工,製作などの目的のために,目的物の形状,寸法,材料,仕様,加工法などの伝達すべき情報を図示すること.
脆性 (ぜいせい) 破壊に至るまでの変形能力が乏しい材料の性質.材料の脆さ.⇔靭性.
整地 (せいち) 起伏や障害物のある土地を平坦に整えること.
積載荷重 (せきさいかじゅう)
建築物の使用に伴って生じる移動可能な荷重.例えば,人間,物品,機器,貯蔵物などの重さによる荷重.(=活荷重)
積算 (せきさん) 建築工事において設計図書などから工事費を予測する作業.狭義には数量算出を意味し,金額算出に重点をおいた見積りと対比することもある.また建築費予測を意味することもある.
積層ゴム (せきそうゴム)
免震装置の一つで,ゴムシートと鋼板を交互に重ねて接着したもの.水平方向には柔らかく,鉛直方向には剛強な性質を有する.
石綿 (せきめん) 蛇紋岩系および角閃石系に属する繊維状の無機ケイ酸塩鉱物.不燃性,耐熱性,耐薬品性,耐摩耗性などに優れ,補強繊維,耐火材料として使用された.近年その人体影響が問題となり,吹付け施行が禁止された.(=石綿(いしわた),=アスベスト)
石綿スレート (せきめんスレ-ト)
セメント,石綿を主原料としてウェットマシンと呼ぶ抄造機により抄造圧搾して板状または波板状に成形した材料の総称.波形石綿スレート板と石綿板がある.
施工図 (せこうず)
現場施工を対象として,設計図を基にして作成する施工用の図面.仮設計画図,躯体図,仕上詳細図,タイル割付図などをいう.
絶縁 (ぜつえん)
[1]伸縮,振動などの挙動や熱などが,接している他の部分に伝わらないようにすること. [2]電位差(荷電圧状態)がある物体間に電流が流れないようにすること.具体的には物体間を離し距離をとる,あるいは絶縁材を設ける.
絶縁工法 (ぜつえんこうほう)
下地亀裂やパネル接合部の動きによる防水層の破断を防ぐため,防水層を下地の大部分と接着させない工法.ふくれ防止効果もある.
石灰岩 (せっかいがん) セメントの原料をはじめ工業用石灰,砕石などとして用いられる炭酸カルシウムを主成分とする岩石.軟体動物の残屍が入っているものが多い.
せっ器質タイル (せっきしつタイル)
素地の吸水率が3〜10%のタイル.無ゆうタイルと施ゆうタイルの2種類がある.屋内・屋外の床や壁に用いる.
設計図書 (せっけいとしょ)
設計の内容を示す設計図および仕様書などの総称.
接合 (せつごう) 二つ以上の部品・部材を釘,金物,接着剤あるいは組手などによりつなぎ合わせること.
石膏ボード (せっこうボ-ド) 主原料の半水せっこうと少量の軽量骨材などの混合物を芯(しん)とし,その両面を厚紙で被覆して板状に成形したもの.防火性,遮音性に優れ,内装下地材に使用する.
Zマーク (ゼッドマ-ク)
(財)日本住宅・木材技術センターの定める“軸組工法用金物規格”に適合した軸組工法用の接合金物に付けられる表示
セメント (セメント)
広義には接着材の総称.狭義には,水硬性セメントのように水と反応して硬化する鉱物質の粉末をいう.
セメント瓦 (セメントがわら)
セメントと細骨材を主原料とし,瓦状に成形した屋根葺材.材料的にはモルタル瓦またはコンクリート瓦と呼ぶべきもの.
背割り (せわり)
心持ち材の乾燥による割れを防ぐために,あらかじめ髄心に達するのこぎり目を材の長辺方向に沿って入れておくこと.
全壊 (ぜんかい) 構造物が災害にあって,ほとんどあるいは完全に崩壊し,修復が不可能となった状態をいう.
剪断 (せんだん)
物体あるいは構造部材内にとったある平行な平面が互いに平行を保ったままずれるような変形が生じること.

層間変位 (そうかんへんい)
地震力または風圧力などの水平力を受ける骨組の各層位置における相対的な水平変位.
層間変形角 (そうかんへんけいかく) 各層の層間変位をその層の高さで除した値.
雑巾摺 (ぞうきんずり)
[1]床の間の地板と三方の壁とが接する部分に用いる細い部材.ほうきずり,ぞうきん留めともいう.[2]押入の棚や板の間の床と壁とが接する部分に用いる細い部材.
造作 (ぞうさく)
[1]木工事において軸組工事完了後に行なわれる天井,床(ゆか),敷居,階段,造付け家具などの仕上げ工事の総称.[2]古くは家屋を造ること.
層剪断力 (そうせんだんりょく)
水平力によって建築物各層に作用するせん断力.
増築 (ぞうちく)
既存の建物に付加する形で建築工事を行ない,全体の床面積が増加すること.同一敷地内の別棟の新築であっても,建築基準法上は敷地内容積の増加になるので,増築として扱われることがある.
塑性 (そせい) 部材などに外力を作用させたときに生じる変形が,外力を取り除いた後にもとの状態に完全にもどらない性質.
組積 (そせき) 壁や塀を造るために,石材,れんが,コンクリートブロックなどの材料をモルタルで積み重ねること.
礎石 (そせき) 社寺建築などで,壁や柱の下に据え付ける石.
側溝 (そっこう) 路面の降水その他の排水を集めて排除するために路側に設ける溝.
袖壁 (そでかべ) [1]建物から外部へ突き出して設ける短い壁.[2]開口部の脇の柱までの間に設ける小さい壁.[3]二階建て町家で,防火や目隠しを目的として二階軒下両端に設けられた壁.
外縁 (そとえん)
雨戸などの建具よりも外にある縁側.ぬれ縁と実質的に同じ.⇔内縁.
外断熱 (そとだんねつ)
外壁,屋根などの外周部位を断熱するとき,断熱材を当該部位の主要構造体の外気側に納める断熱方法をいう.もし構造体がコンクリートなどの熱容量が大きい材料であれば,室内に蓄熱効果を保持させることが可能となり,室内に入りこむ太陽熱を蓄熱することができる.⇔内断熱.
外法 (そとのり)
対向する二つの構成材の外側から外側までの距離,または中空の構成材の外側を測った寸法.⇔内法(うちのり).
外開き (そとびらき) 片開きまたは両開きのうち開く方向が外側である建具の開閉方式.⇔内開き.
反り (そり) 一般に材料,製品の狂いの一種.木材では乾燥時に生じやすく,幅反り,縦反り,曲りがある.

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